HOME画面から予定リスト画面に進むと、タスクリスト部分には『担当確認』検索結果が表示されます。各タスクに工数が設定されている場合、その工数を基にユーザーの負荷状況を把握することができます。この機能ではまず、タスク、予定、及び負荷状況を管理するための工数の関係を明確にします。
タスクの工数と予定工数(日割工数)
Taskboardでは、登録された各タスクの計画期間を基に、担当者が作業予定を立て、プロジェクトの進行を管理します。プロジェクトやタスクの登録時に設定される計画工数を日単位で割り当てることで、負荷工数(日割工数)を利用し、毎日の作業量を効率的に把握し管理します。
この表現は、Taskboardの運用方法と日割工数を使用した作業量管理のプロセスをより明確に伝えるものです。
タスク工数を予定日に分割した日割工数
右に表示されている図は、計画期間(稼動日数)を4日と設定し、合計8.0工数のタスクを1日で完了させる場合から4日間にわたって分割して予定する場合までの様子を示しています。1日で全てのタスクを予定すると、その日の日割工数は8.0工数になり、その日の作業予定はすでに満員であることを意味します。タスクを2日間に分けて予定すると、それぞれの日には4.0工数が割り当てられ、4日間に分割する場合は各日に2.0工数が割り当てられます。
例えば、タスクを2日間に分けて作業する場合に、1日目に6.0工数、2日目に2.0工数の作業を行ったとしても、このシステムでは、実績の計上を目的としないため、結果は2日間で平均された4.0工数×2日として扱われます。
精確な工数管理が求められる場合、「タスク分割」という機能を利用して、日ごとの正確な作業量を把握することができます。しかし、このシステムでは、1週間から2週間先までの作業負荷を大まかに把握することを目的としており、過度に複雑なスケジュールを避けることも重要視されています。
日毎の工数設定は、事業所オプションで規定されており、これに基づいてタスクが作成されることで、日をまたいで作業を分配するなど、平均的な作業量の計画が可能です。
さらに、工数を基にしたスケジュール作成を自動化する機能も提供されています。そのため、予定リスト部でのスケジュール調整から始めてみることをお勧めします。
タスクリスト部から予定を追加する
この動画では、Taskboardにおける基本的な予定作成、予定日の追加や変更、そして日ごとの負荷を「予定状況」の表示を通じて確認するプロセスをご紹介します。
まず、タスクリスト部の「追加」ボタンを使用し、タスク期間内の全稼働日にわたって予定を作成します。追加された予定とタスクは、チェックマークがついた状態で黄色い背景色が表示されます。
予定状況を確認した結果、規定工数が1日あたり8.0であるにもかかわらず、早い日付での作業が可能であると判断しました。このため、チェックされた予定の中で最後の予定日に設定された予定を1件削除しました。
単に早い日付で作業を分配するのではなく、1日の工数が規定の8.0に達するように調整するために、さらに1件の予定を削除しました。もう1件予定を削除した結果、当初の日に対する予定は削除され、その日の工数が規定工数を大幅に上回る状態になりました。
最終的に、日の工数を規定の範囲内に収め、追加のタスクを早い日付で完了させるために、「+」マークを押しました。
自動による予定作成の活用
サンプル動画では、工数基準に基づいて設定されたタスク工数がある場合に、作業日が未指定でも使用可能な自動予定作成機能を紹介しています。
- 未作成予定の追加
この機能では、まだ予定が作成されていないタスクに対して、自動的に予定を追加することができます。ユーザーは特定のタスクを選択し、自動予定作成ボタンを使用することで、適切な日に予定を追加するプロセスを簡略化できます。 - チェックした予定を追加
ユーザーは既に存在する予定の中から特定の項目をチェックし、これらを新たに追加する予定として選択できます。この選択された予定は、タスクリストの中で指定された新しい日付に自動的に割り当てられます。 - 指定日以降の予定(全予定再作成)
このオプションを選択すると、ユーザーは特定の日付を指定でき、その日以降の全ての予定が再度作成されます。この機能はプロジェクトのタイムラインが変更になった場合や、より効率的な作業配分が必要になったときに特に便利です。予定の再配分により、タスクの遅延を避け、プロジェクトの全体的な進行状況を改善することができます。
予定作成には、予定機能(ツールポップアップ) ほか、タスク追加タブ などご確認ください。
工数を規定するタスクの運用があれば、いろいろな機能が用意されていますので、タスク日程の変更がある場合などにも効率よく予定の変更ができます。
予定状況
予定リスト・予定部上部にある「予定状況」をクリックすると、予定状況をタスク数と負荷工数(日割工数の合計)、3段階のマークで表しています。
1日の予定で規定工数を超えています
2日の予定で規定工数と同じです
4日の予定で規定範囲内です
リファレンス
計画で余裕の日程が設定されていれば、担当者は効率的な予定が計画できます。
予定は、最長30日先まで作成が可能で、余裕のある日程と先々の計画(プロジェクト登録)を行えば生産効率も上がります。
工数設定の精度が高く計画期間中を自由に予定できる会社であれば、先詰めで(早い日付に詰めて予定する)自動での予定を編集機能もあり、計画的でより生産性の高い予定が実現できます。